収入の問題で年金を免除

年金は支払い義務があるといいましたが、今の生活で精いっぱいだったり、所得が低く払える余裕がなかった、学生や無職の人など支払えない環境にある人もいます。

そんな人の為に、「保険料免除・納付猶予」という形で申請をすれば年金の免除ができます。これは支払ってないので未納になるのではと思うかもしれませんが、免除申請が通れば加入している期間に換算されるので未納にはならないのです。

ちなみに年金の受給資格期間が25年間と定められており、もしこれを満たしてない場合には、特例を除いては支給されないのです。25年のうち1ヶ月でも未納があれば支給されないというのはなんかおかしな話だなと納得できない部分もありますよね。

しかし、現在は25年間ですが、平成29年4月からはこの受給資格期間が10年に短縮される事が決定しています。なので、未納として期間があると支給対象から外されてしまうので、「保険料免除」申請は必ずしましょう。申請を行い認められる事で免除期間も受給資格期間の対象となります。

「保険料免除・納付猶予」といっても申請した人の生活状況や無職、学生などとどんな環境にいるかによって免除の内容も異なってきます。免除される額は、全額、4分の3、半額、4分の1の4種類あり、申請内容と前年所得によって決定されます。

20歳を超えた人の中には、まだ学生というひともいると思いますが、学生には在学中の保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」というものもあります。本人の所得が一定基準を超えていない場合、大学、短期大学、高校、専門学校など学校に通っているほとんどの学生が対象となります。

また、免除ではないのですが「若年者納付猶予制度」というものがあり、20歳から30歳未満で本人や配偶者の前年所得が一定額以下の場合に、申請後認定されれば保険料の納付が猶予されます。

自分の置かれている環境によって申請できるので、どうしても払えない人は未納としておくのではなく必ず申請して免除や納付猶予としてもらいましょう。そうすることで受給資格期間を満たす事ができます。

免状や納付猶予中は支払いをしていないので、老齢基礎年金額の計算の対象外となるのでもらえる年金は免除された金額でいくらになるか変わってきます。全額免除の場合は、その期間分の年金は2分の1で計算されます。

納付猶予は免除ではないの計算には反映されません。しかし、追納として支払うことで受取れる年金を満額に近付けることができます。追納についてはまた次で紹介したいと思います。